ネキシウムを辞めたら胃酸のリバウンドは起きる?

薬を飲むのを辞めたときには、離脱症状が起きることがあります。
離脱症状というのは薬の服用を辞めたことによる副作用のことですが、場合によっては薬を飲む前の状態に戻ったり、それよりも状態が悪化してしまうことがあります。
ネキシウムを飲んでいる、あるいはこれから飲もうと考えている人では、服用を中止したときの胃酸のリバウンドを心配している人もいるのではないでしょうか。

胃酸が出過ぎる原因は人によって様々です。
ネキシウムを飲むと、胃酸が分泌される最終過程であるプロトンポンプに働くことで胃酸の分泌を抑えることになるのですが、胃酸が出過ぎている原因そのものを改善するわけではありません。
そのため、ネキシウムの服用を辞めた時にリバウンドが起きるかどうかは人によって違います。

胃酸が出過ぎる原因としては、まず刺激物の取り過ぎやストレスなどをあげることができます。
この場合、食生活を見直したり、ストレスがかかりすぎる生活習慣を改めることで、胃酸が出過ぎる状態を改善することができます。
これらの原因を解消した後でネキシウムの継続を辞めれば、胃酸の分泌量は増えることになりますが、薬を飲み始める前のように胃酸が過剰に分泌されることはありません。

また、胃酸の出過ぎにはホルモンバランスの乱れが関係していることもあります。
この場合、ネキシウムを飲むことを突然中止すれば、すぐに胃酸のリバウンドが起きてしまうことになります。
ホルモンバランスの乱れが胃酸過多の原因となっている場合、胃酸のリバウンドが起こらないようにするためには、ホルモンバランスが正常に戻るまではネキシウムの服用を継続する必要があります。

ネキシウムは胃酸を抑える効果が高いため、長期間の使用には適していません。
服用を続けても症状が改善されない場合には、徐々に弱い薬に変えていくという方法が取られます。
胃酸過多の原因を治す前にネキシウムを飲むことを突然中止してしまうと、どうしても胃酸のリバウンドが起こってしまいます。
リバウンドが起こらないようにするためには、胃酸の分泌量が正常に戻るのを待ってから、服用を中止しなくてはいけません。

ネキシウムで体重の増加はある?

リバウンドというと、ダイエットをした後の体重増加のことを思い浮かべる人もいるかもしれません。
胃腸薬のなかには、服用することによって体重増加を引き起こしてしまうタイプの薬もあります。
しかし、ネキシウムにはこのような副作用はありません。
つまり、胃痛や胃もたれを起こしている人がネキシウムを飲んでも太らないということになります。

胃腸薬と呼ばれる薬のなかには、いくつかのタイプがあります。
体重増加を引き起こしてしまうのは、胃腸薬のなかでも食べ物の消化や吸収を助ける働きを持っている薬になります。

食べたものが胃のなかで早く消化されれば、それだけ小腸から栄養として吸収されるスピードも速くなります。
また、食べ物が早く消化されてしまえば、それだけ食欲も増加してしまいます。
そのため、消化を助ける働きを持っている胃腸薬を飲んだ場合には、皮下脂肪がつきやすくなり、太ってしまうこともあるのです。

しかし、ネキシウムは消化薬ではないため、飲んでも太らない薬です。
ネキシウムは食べたものや食事の量には関係なく、胃酸の分泌を抑えることによって胃痛や胃もたれの症状を改善してくれる薬になります。

ネキシウムは、胃酸分泌に関係しているプロトンポンプの働きを抑えるため、食べたものは胃のなかで徐々に消化されることになります。
また、食べ物の消化や吸収を促進する成分も配合されていません。
そのため、ネキシウムを飲んでもすぐに栄養が吸収されてしまったり、食欲が増加してしまうということが起こらないのです。

このように、ネキシウムは食べ物の消化・吸収が早まったり、食事量が増えることによって体重が増加するという副作用はありません。
そのため、胃痛や胃もたれの症状が起きている人でも、体重増加を気にすることなくネキシウムを使用することができます。